ちょっとマニアックなお話。
2005年 スウェーデン ヨックモック
オーロラの写真を人生初撮影。FILMです。

フィルムは KODAK 400VC 120サイズ。
現行で近いFILMだと、PORTRA っていうのがありますね。
流石にポジで撮影する自信はなく、ネガフィルムで、KODAK だと400 VCが最適だと思った。 VC はビビッド カラーの意味で、NC っていう ノーマル カラーのもあった。 違いは、簡単にいうとコントラストの差かな。
最初から現像で増感予定だったので、VC の方が、黒がしまってくれるかなと思い、VCにしたのだった。増感すると、黒の締まりが悪くなる傾向があり、コントラストの高いフィルムの方が締まりがいいイメージ。
ただ、街の灯は予定どうりスーパーオーバーになってしまっているが、オーロラがアンダーになるのは怖かったので、2段増感現像を選んだ。
イメージ的には、ISO 1200 くらい。
KODAK を選んだのは、北欧の空気感が、FUJI FILMよりあうかなーと。
あくまでもイメージだが、北欧はねずみ色で、色温度が高いかなーと。その時、写真が青く転んでも、KODAK であれば、嫌な炭っぽさはないのかな。
ちなみに

これはまた、全然違うイメージだと思う。
これはポジ フィルムのネガ現像、通称 クロス現像っていうプロセス。
今のデジカメの補正でいうと、トイカメラ風っていうのかな。
どのポジフィルムを選んで、どういう風に色が転ぶかは、傾向がしっかりある。それが、クロス現像の面白いところ。
この写真はKODAK E200 をプラス1増感現像。
全体的に青紫っぽく転び、シャドウは、色温度によって、黄色く転んだり、マゼンダっぽく転んだり。
FILM撮影は、最終的なイメージを想像して、選択して、現像が仕上がってくるのを楽しみに待つ作業ですね。
というお話。
おしまい。